2016年5月5日木曜日

らいふ20周年

今日はひかりのさとの例会で、知多地域障害者生活支援センターらいふの20周年のお祝いをしました。
まずセンター長かららいふの説明。らいふの目的は①地域で生活する障がいのある人が安心して地域で生活を続けられるように ②入所施設で暮らす方が地域で生活できるよう応援 を目的として、必要な支援を、必要な時に、必要なだけ提供できることを目指して始まり、まだ障がい福祉分野でホームヘルプの制度がないころから、地域生活の応援を続けてきたこと。知的障がい児者の相談とレスパイト事業から始め、必要に応じてグループホーム・ホームヘルプ・就労支援・余暇支援・放課後デイサービスなど事業を広げてきたことの説明がありました。
続いて利用者家族や職員の思い出話。
ご家族からは「らいふがあるから続けてこれた。本人もとても楽しみにしており、最初に覚えた言葉が『らいふ』だった」。「障がいのある本人に弟がいる。らいふに本人を預けて弟と買い物に行くことができた。弟はあとで塾の先生に『今日はお父さんではなくお母さんと出掛けることができた』ととてもうれしそうに話をしていた」「らいふのスタッフは、きっといろいろ大変なことがあったに違いないのに、いつも何事もなかったように笑顔で接してくれた」「困ったときにすぐ助けてくれる。夜中にこまって電話したら30分で駆けつけてくれた時もあるし、明日なんとかならないかと電話して対応してもらったこともある」「最初は利用料が高くてためらったが、利用するとなくてはならない存在となった」「職員から『ご家族は、お子さんを他人に預ける、特にお金を出して預けることに一種の罪悪感を感じる人もいる。しかし預けることで気持ちの余裕を持て、お子さんや家族と優しく接することができればいいのではないか』と言われ、気持ちがとても楽になった」
職員からは「新卒で何もできない私たちにお子さんを預けてくれ申し訳ない気持ちでいた。そこでいろいろ鍛えられて成長することができた」「障がいのあるお子さんと小さいころからかかわらせてもらい、一緒に成長を喜ぶことができた」「お子さんの高校の卒業式に、こだわりで動けなくなってしまった。電話で相談されて駆けつけると、雨の中、好きな重機に嬉々としているお子さんの横で
、お母さんが雨に打たれながら途方に暮れていた。こういうときにらいふしか支援できないしやりがいを感じた。」等々いろいろなエピソードが語られました。
最後に、それぞれの事業の主任3人から、「信頼が前提なので、信頼を得るよう続けたい」、「就労支援を通して自分自身も『働く』意味を考えさせられる」等の挨拶がありました。
貴重なお話ありがとうございました。
終わって皆で茶話会。愛光園やひかりのさとファームのおやつを楽しみました。

0 件のコメント:

コメントを投稿