2016年2月8日月曜日

認知症=記憶障害ではない

昨日、認知症フォーラムinおおぶ 2015に参加させていただきました。
認知症の方の増加がみこまれる中、大府市の取り組みと、愛媛大学教授谷向知氏の講演でした。参加者は約300人で、会場いっぱいの盛況でした。
谷向教授のお話は具体例とユーモアを交えてとても分かりやすかったです。
たとえば「物忘れで困っている」という訴えもでも、本当はどうなのか、誰が困っているのか、本人に自覚はあるのか、まわりが「困る」といっているので本人も「困っている」と言っているだけかもしれないし、その程度はどうなのか。
同じメニューの料理ばかり作って困るというのでも、記憶障がいで前日作ったものを忘れてしまって同じものばかりになってしまうのか、何を作ってよいのかわからないので同じものばかりになってしまうのか、そのとらえ方によって対応は変わってしまいます。
記憶障害なのか、失認・失行・失語なのか、ちゃんと確認しているそうです。
記載したのは一例ですが、いろいろな視点を教えていただきました。

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