2013年5月10日金曜日

腐らない組織に

昨日渡辺哲雄さんのお話しを伺う機会がありました。
渡辺さんは日本福祉大学中央福祉専門学校の教員で、中日新聞連載の「老いの風景」で有名です。

お話しのタイトルは「組織が腐るとき」
趣旨としては、組織には目的がある。そこに所属する個人にも目的がある。それが一致すればよいが、乖離するときがある。お互いに本音で話し合える環境を整えましょうというものです(本当は体験を含めて分かりやすくお話いただいたものです)。

利用者本位で考えなければならないはずが、「嫌いなあの職員と関わらなければならなくなるので別の方法にしよう」「関係機関や家族に説明し協力を得るのが面倒だからこれはやめておこう」「上司に叱られるので、ごまかしておこう」「あの子に自分の優しいところを見せるために、利用者に協力してもらおう」「あの職員の態度はおかしいと思うが、もめるのも面倒だし、まっいいか」・・・。誘惑はたくさんあります。
個人では、誘惑に負けることも正直あるでしょう。
それが組織として正せなくなると、その組織は腐りはじめます。
腐らないようにしましょう。自戒を込めて。

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