2012年12月3日月曜日

「ちづる」映画会

ひかりのさとの会と愛知グループホーム連絡会が共催(社会福祉法人愛光園が実質協力)して、「ちづる」の上映会を昨日行いました。
赤崎正和監督が、大学の卒業制作で、作った作品です。
タイトルは「ちづる」で、自閉症の妹さん(千鶴さん)を中心に、日常を描いたものです。しかしその実、千鶴さんを通して母や兄(監督)といった個人や、千鶴さんと母、母と兄(監督)、千鶴さんと兄といった関係性、そして3者のバランスの上に成り立つ家族を描いたものでした。
したがって、自分の立ち位置(千鶴さんなのか、母なのか、きょうだいなのか、ペットの犬なのか)によって、いろいろな感想が出そうです。
日中活動、将来、しつけ、きょうだい等等、さまざまな大きな課題が、さりげなく、時に熱く提示されています。

映画上映後、監督に千葉県からお越しいただきお話しを伺いました。
映画を撮るきっかけ、担当教官との葛藤、自分の中の差別観との葛藤、妹や母への思い、撮影裏話を、淡々としていながら、引き込む話術でお話しいただきました。

終了後のアンケートでは、映画も監督のお話も大好評でした。「もっとたくさんの人に見てもらいたい」というのが異口同音に語られていました。

今後も各地で上映会が開催されると思います。機会があればぜひご観賞あれ。

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