2017年6月6日火曜日

個別性を重視

続いて通所からの報告。
デイサービスの利用率が低くて苦戦していたのですが、最近回復してきて、平均利用率定員30名のところ27名だったそうです。
その理由は、相生と同じく接遇。利用者さんをお迎えする際は、老舗旅館のように「○○さんおはようございます(。・ω・。)ノ♡」としっかりあいさつしてお迎えします。こんなこと?と思われることもとても大切です。
もちろんただ挨拶だけしているわけではありません。
個別性を重視し、といってもマンツーマンで長時間対応できないので、この方は計算がお好きなので、三桁の割り算3問を3問程度(10分くらい)一緒にしよう、この方は園芸をご希望なので、一緒に水やりをしようなど、短時間ですがその方としっかりかかわる。それが大事です。場合によっては、なかなか外出の機会がない利用者と商業施設に外出してスイーツを楽しんでいただいたり、施設で野点を楽しんでいただいたりしています。
利用者さんは職員をしっかりご覧になられているので、良い悪いはすぐ見破られてしまいます。しっかりかかわらせていただいたことで、口コミで評価が広まっていきました。
その他、利用者増がここ数年で身体介護から認知症に変わってきているので、認知症対応の専門性をつけるとか、マッサージの方に来ていただいて、マッサージだけではなく機能訓練にも取り組んでいただいたりします。そのことがケアマネジャーにも評価いただき、利用者さんを何度もご紹介いただけるようになりました。
通所リハビリも、同業者が多く苦戦していたのですが、リハビリの「量」を確保するために理学療法士・作業療法士に自主トレメニューを作っていただいて職員と一緒に取り組んだり、職員の得意技を生かして「お化粧」イベントを行い、女性はもちろん男性にも喜ばれたり、脳トレで丸付けをしてコメントをつけて返却したり、五平餅づくりを行ったりと工夫して、生き生きと活動していただく工夫をしています。
それが少しずつ評価されてきたのだと思います。これからもその人らしい生き方を支援していきます。

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