2015年6月18日木曜日

権利擁護委員会

今日は月に1度の権利擁護委員会。
今年度は、「これって虐待?」をテーマに、日頃の支援の中でどうだろうと思うことを委員が職員からリサーチし、委員会で話し合います。
今回は、ある利用者さんが親愛の情からか他の利用者さんにスキンシップをとろうとされているのですが、されるほうの方は嫌がっている様子。職員は、気が付けば間に入るのですが、いつも止められるわけでもないし、お二人の関係も長く、半ば黙認という雰囲気。これってどうなの?
この事案について、最初は事実関係の確認。
「されるほうは嫌がっている様子ということだけど、本人の意思は確認できるの?」「する方の利用者の理解力は?」「他の職員はどう感じているのか?」「家族の思いは?」

その上で、何が問題で、自分の事業所だったらどう対応するかを出し合いました。
職員間でこのことについての共通認識を持つべきなので、職員間で話し合う。
職員により対応がまちまちなのはどうか。支援の根拠は何か。根拠に基づいて対応方針を統一すべき。
2人の関係性が長いというが、本当に関係性はあるのか。スキンシップされる方は嫌なのか、許容の範囲なのかの思いをちゃんと確認すべき。
スキンシップをされようとすること自体は悪くないので、適正な方法をしてもらうようにかかわる。

さすが愛光園の職員。自分の意見を自分の言葉で表現していました。いくつか事例を用意してもらいましたが1つ十分な時間でした。
事例を出してもらった事業所が、意見をもらってどう取り組んだのか報告です。あと次の事例の検討。楽しみです。

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